2021.11.08

万病に繋がる「冷え性」のリスクとは?

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女性の多くが身に覚えのある「冷え性」。
最近は男性でも悩まされているという方が多く、今や現代病の1つといっても過言ではありません。

とはいえ、常に体が冷えていると慣れてしまって「たかが冷え性」と思ってしまうこともありますよね。
しかし、冷え性が体に及ぼす影響は私たちが思っている以上に大きなものなのです。

万病の元になりかねない冷え性のリスクについてお話しします。

血行不良で体のコリや関節痛の原因になる

しつこい肩コリや関節痛に悩まされている方は多いですよね。
実は、それも冷え性が原因になっている可能性があります。

体が冷えると血行不良に陥るようになります。血流が滞るようになると筋肉が固まりやすくなり、硬直してほぐれにくくなってしまいます。
そのまま放置してしまうと血流不足の筋肉は酸欠状態になり、エネルギー不足でさらに動きにくくなってしまうのです。

内臓の機能が落ちて代謝が低下する

冷えによる血行不良は筋肉だけでなく、内臓全般の働きの低下も引き起こします。
消化や代謝が正常に行われなくなり、消化不良やむくみなどの原因になるのです。

さらに、代謝が低下すると太りやすく痩せにくい体になってしまう可能性もあります。
どんなにダイエットを頑張ってもうまくいかない場合は、冷えが影響しているかもしれません。

肌のくすみ・シミが増える

冷え性によって血行が悪化すると、本来行き届くはずの部分に酸素や栄養が運ばれなくなってしまいます。
お肌も例外ではなく、血行不良によって酸欠状態・栄養不足になってしまうことがあります。

栄養不足になったお肌はターンオーバーがどんどん乱れ、くすみやシミが増えやすくなります。
古い角質が溜まってしまうとお肌はうるおいを失ってしまいやすくなるため、弾力が低下してシワやたるみなどの原因にもなるのです。

生理不順・不妊の原因にもなる

女性にとって悩ましいのが生理不順。
先ほどお話した血行不良による内臓の働きの低下は、子宮や卵巣なども例外なく影響を受けることになります。

働きが低下した子宮や卵巣ではホルモンの分泌が正常に行われなくなり、生理不順や生理痛の悪化、さらには不妊や婦人病の原因になってしまうこともあります。
いつもひどい生理痛に悩んでいるという女性は、冷えの影響を疑ってみることをオススメします。

自律神経が乱れて精神状態に影響が出る

体の冷えによるストレスで自律神経が乱れると、交感神経が優位になってイライラや不安感を引き起こすことがあります。

自律神経は体温を調整する働きも持っているため、これが乱れるとさらに体温が下がり、負のスパイラルに陥ってしまう場合も。
冷え性は体だけでなく、心にも影響を与えるのです。

冷え性は万病の元! 解消して健康的な生活を

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冷え性が、一見無関係そうな体の不調と密接な関係にあることがお分かりいただけたでしょうか?
健康的な生活を送るためには、冷え性を解消することは必須なのですね。

重ね着や靴下の重ね履きなどで外側から温めるのも十分効果的ですが、体の内側からの対策がもっとも重要になります。

まず大切なのが入浴です。
シャワーで簡単に済ませず、41度程度のお湯にゆったりと浸かって体を芯から温めましょう。
食生活では体を温める成分の豊富なタマネギやショウガ、わさび、ニンニクなどを積極的にとるようにします。
健康食品やサプリメントを活用するのもいいですね。

体温を上げて代謝を高めるために適度な運動を心がけるのもオススメ。
日頃からなるべく階段を使う、帰宅時に1駅分多く歩くなど、ちょっとした心がけが大切なのです。

毎日の生活習慣を少し見直すだけで、冷え知らずの生活を送ることができますよ!

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