2022.03.08

女性だけじゃない！　男性にもある更年期障害とは？

「更年期」と聞くと「女性が発症するもの」というイメージを持つ方が多いです。
しかし、男性にも更年期障害があります。

男性と女性では更年期障害の症状に違いがあり、きちんと知っておかないとパートナーとの不仲の原因にもなりかねません。
健康的な毎日のためにも円満な生活のためにも、男性の更年期障害について知っておきましょう！

女性の更年期障害とは？

一般的に、40代後半から50代の女性に発症するといわれている更年期障害。
近年では「若年性更年期障害」と診断される30代女性もいます。

更年期障害は閉経の前後に症状があらわれるように、女性ホルモンの量が大きく関係しています。
では、男性の更年期障害と深い関係にあるのは何なのでしょうか。

男性の更年期障害とは？

男性の更年期障害も、ホルモン量の低下が原因となり症状があらわれるようになります。
男性の場合、加齢により男性ホルモン量が低下し始めることで、50代～70代に更年期障害の症状があらわれ始めます。

男性の更年期障害はあまり知られておらず、更年期障害は女性のものだという思い込みにより、本人が更年期障害に気がつかないでいるケースも少なくありません。

更年期障害の症状

更年期障害の症状は性別に関わらず個人差が大きくあります。

• 動機
• めまい
• 火照り
• 発汗
• しびれ
• うつ
• 食欲低下
• 吐き気
• 肥満
• 記憶力＆集中力の低下
• 筋力の低下

これらの症状はほんの一例です。
人によって症状がさまざまに異なるため、「この症状が出たら更年期障害」と断定するのは難しいといえます。

男性と女性の更年期障害の症状を比べた時、多少の傾向もみられます。
たとえば男性は女性よりも疲労感や頭痛、めまいなど身体に不調があらわれやすいといわれています。

更年期障害を発症する年齢の違い

更年期障害を発症する年齢は、男性が50代～70代、女性が40代後半～50代というように、男性の方が約10年遅いといわれています。
その理由としては、男性は女性と違い徐々にホルモン量が低下していくため、ホルモンバランスが女性よりも乱れにくいからだと考えられています。

ただ中には、40代男性が日常的に感じる疲れなどには「女性の若年性更年期障害の症状」ともいえる場合があるため、決して男性の身体に症状の片鱗があらわれていないわけではありません。

「更年期障害は男性もなりうる」
「更年期障害を発症する年齢や症状には男女で差がある」

まずは、このような男女による違いがあることを把握しておくことが大切です。
すると、「イライラしてしまうのは、更年期障害だから」このように考えることもできるようになり、自分やパートナーのストレス軽減にも繋がるのではないでしょうか。