部位によっても違う? 「関節の痛み」それぞれの原因と対処法
体のさまざまな部位に現れて私たちを悩ませる関節の痛み。
その原因は部位によって変わってくるということをご存じでしょうか?
困った関節痛を解消するためには、原因に合った対処法を取ることが大切になります。
部位別の関節の痛みの原因、そしてその対処法についてお話しします。
膝の痛みの原因「変形性膝関節症」
膝関節は、立ち上がった時にもっとも体重がかかるため体の中でも特に重要な役割を持つ関節です。
そのため、加わる負担も特に大きなものとなっています。
体重の3~4倍の負荷がかかるともいわれる膝関節では、骨と骨の間にある軟骨が磨り減りやすくなります。
日常生活の中で蓄積された負担によって徐々に軟骨が薄くなると、骨同士がぶつかり合って痛みが生じるようになるのです。
これが「変形性膝関節症」の原因です。
また、加齢による筋肉の衰えや肥満なども膝の痛みを進行させる要因となります。
対処法
膝関節の痛みを緩和させるには、膝周辺の筋肉を鍛えて関節をサポートすることが大切になります。
《膝関節痛にオススメ! 簡単スクワット》
- 脚を肩幅に広げ、足先を少し外側へ広げる
- 両手を頭の後ろで組み、正面を見たまま膝をゆっくり曲げる
- 痛みが生じないところでストップ。 膝を曲げた状態のまま1秒止まったら、ゆっくりと伸ばす
- 2~3を20回ほど繰り返す
慣れてきたら回数を少しずつ増やすようにしてみましょう。
肩の痛みの原因「四十肩・五十肩」
私たちの肩は肩甲骨と上腕骨によって構成されています。
肩甲骨と上腕骨は「腱」と呼ばれる筋肉の束によって繋がっており、その腱が骨に付着している部分は「腱板」と呼ばれています。
四十肩・五十肩は、この「腱板」のほか、骨と腱板の間にある肩峰下滑液包と呼ばれる組織、上腕二頭筋の腱に炎症が起きることによって発症します。
原因としては加齢による血流の悪化がもっとも大きなものです。
血流が悪くなると肩関節の動きが悪くなり、破損や断裂が起きて炎症が発生します。
四十肩・五十肩は主に筋肉疲労によって起こる肩こりとは全く異なる症状なのです。
対処法
肩の痛みには、周辺の血流を促すストレッチが効果的です。
股関節の痛みの原因「変形性股関節症」と「筋肉の疲労」
上半身の重みを支えている股関節は、膝関節と同じく軟骨が磨り減りやすいため「変形性股関節症」を発症しやすくなっています。
健康な股関節では太ももの骨の丸い部分が骨盤のくぼみにはまった状態になっているためなめらかな動きが可能ですが、「変形性股関節症」で軟骨が磨り減ってしまうと痛みを感じるように。
さらに、股関節の痛みの場合には、下半身のほかの関節の痛みをかばったことによって股関節周辺の筋肉が疲労し、炎症を起こしてしまっている可能性も考えられます。
対処法
股関節の痛みを和らげるのにもスクワットが効果的です。
筋肉を鍛えておくことで、炎症を起こしにくくなります。
《股関節を鍛えるスクワット》
- 床に座って両脚をできるだけ大きく広げる
- 足の親指を内側に倒すようなイメージで、脚全体を内回転させ5秒止める
- 足の小指を外側に倒すようなイメージで、脚全体を外回転させ5秒止める
- 2~3を5回繰り返す
今回ご紹介した対処法のストレッチなどは、無理をしないことがもっとも大切になります。
痛みを感じたらすぐにストップし、できる範囲の強度で毎日続けるようにしてくださいね。
原因に合わせた対処法で、痛みのない元気な毎日を送りましょう!
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